不登校娘(ASD)との日常

日常をたらたら書く

不登校を選択したわけじゃない。

『無理して学校行かなくて良いんだよ。学校が全てではない。学校へ行かないと言う選択をした強い子、勇気ある子』

良く言われがちな台詞だね。私も何度も言われた。言われる度に違和感しかなかった。

確かに精神壊れるくらいなら学校行かなくて良いと思う。現に娘もしばらく学校へは行かないと言う選択した。

けどそれは一時的に学校と距離を取ろう、今は心身ともにお休みしよう、元気になったらまた復学しようと言うものだった。

何が言いたいかと言うと、学校へ行かないと言う選択をしたお子さんやご家族達と私達家族はちょっと考えが違うんだ。

出来れば学校行って欲しいし、本人も学校へ行きたがってる。学校へ戻れるよう頑張ってる。

昔と違って今は義務教育期間中に色んな選択肢がある。ホームスクーリングやフリースクール、学校以外にも行き場がある。時代とともに多種多様な子供達が自分の過ごしやすい居場所を探し、自分の居場所を選択出来る時代になった。

そうなんだけど、不登校だからと言ってみんながみんな、自ら選んで不登校やってます、学校へは行きません、と言う訳ではない。

娘のようにやっぱり学校へ行きたいと思う子供達もいる。

学校へ行かない選択をした子ではなく、学校へ行きたくても行けない子達。

一括りに不登校を選択した勇気ある子、学校行かなくてもどうにかなるよ、と励まされたりすると心の奥で全否定する自分がいる。

そうじゃない。

そんな綺麗事は要らない。

娘は学校へ行きたいんだ。

進学したいんだ。

と言っても結局は学校行けてないから不登校には変わりないんだけどね。けど同じように思う親は割と多いと思う。

不登校を美化しないでくれ。勇者のように讃えるのは少し違う気がする。現実はそう甘くない。