不登校娘(ASD)との日常

日常をたらたら書く

食。

最近『食』に興味を持ち始めた娘。

あの娘がねえ。

感覚過敏のある娘は食に対しても素晴らしい程の過敏さを発揮する。

調味料一つ変えただけでその味の変化に気付いてしまうと言う味覚の持ち主。

これはこれで日々大変な話でして。人は何かを食べなくては生きていけない。三大欲求の一つですよ。

 

が、食べねえの。

食べられねえの。

 

これは、素材一つ一つの味と食感が主張し過ぎて口の中がそりゃもう大騒ぎになるらしく。もう手に負えない程食材が主張するんだろうね。

そうなるともう美味しいとか美味しくないとかのレベルではなく、頭が混乱して吐いてしまう。

一度思考がそうなるともう完全にお手上げでして、次何か食べようとしても頭の中で想像してしまう。

多分こんな味がするんだろう、、あの硬い食感と柔らかい食感、口の中に入れんのかよ?!!まじで?無理!!

そのまま箸を付ける事なく食事終了…みたいな。彼女に取って食事の時間が苦痛な時間へとなりました。

で、考えました。とにかく食を楽しむ事を最優先にしよう。彼女の食べられるものだけを出す!

 

がしかし、それでは私がつまらないので私は私の食事を。正直二度手間なんですけどね…。

娘の前で私が美味しそうに食べながら、これはこう言う食材が入ってて、調味料はこれとこれ、、と説明する。味を想像させる。

 まあ、細かく書くと面倒なのでそんな感じで数年やってました。

 そんな娘が最近あれも食べてみたい、これも食べてみたい、なんなら自分で作ってみたい!と言い出した。

これはひょっとして、味覚過敏を逆手に取って娘本人に作らせてみたら美味しいものが出来上がるのでは?!!と言う逆転の発想。

なんなら買い物も行って欲しい…。

学校行ってないからあなた暇でしょ?買い物行って自分の食べたいもの何か作ってよ、と誘導してみた。

 ふふ、作戦成功。

今日初めて一人でスーパーへ行き、色々買い込んで夕飯を作ってくれました。

明太パスタ。めちゃ美味い。

そして、買い物行かなくて良いなんて、、こんな素敵な事があって良いんだろか。

 もちろん買い出しや調理した対価はお支払いするルール。

学校行ってないけどこう言う生活力を養う良い時間だなぁ、と勝手に思っております。

 次はなに作ってもらおうかな。