不登校娘(ASD)との日常

日常をたらたら書く

娘の未来のはなし。

最近娘が海外へ行ってみたいと言う。

日本という小さな世界ではなく、色んな世界 、人種、異文化を自分の目で見て体感したいのだろう。

自分の生まれ育った小さなコミュニティーから飛び出し、外の世界から自分の置かれた環境、日本という国を客観視する。

せっかく学校行ってないんだからみんながやれない事をやる良い時間だと思う。

 

少し前までは学校行かないと将来がない。進学出来ない→就職出来ない→人生詰んだ…と言っていた娘。

確かに今の日本はそういうシステムと言うか、その流れが一般的と言うか、そのシステムの流れから外れると脱落者みたいな風潮がある。

けどだからと言って死ぬわけじゃないんだよね。余程のことがない限り死なない。

なんなら自由に生きてる人の方が多い気がする。少なくとも私の周りにいる大人達は自由に生きて来た人達が多い。

私や旦那も含め、そう言う大人達を見てきた娘が「学校行かなきゃ就職出来ない、人生詰んだ…」と言った時は正直なんなのそれ、、他に生きる方法なんていくらでもあるじゃん?と思うと同時に少しだけ娘のその発想が怖かった。

知らない間にそう言うシステムが子供の頭に刷り込まれている現代。その流れから一歩でも外れると道がない。外れた場合の行き先も用意されていない環境。そりゃ子供も親も必死にそのシステムに戻ろう、戻そうとするわね。

 

子供とは言えどこまで親が手出しをすればいいのか、して良いのか分からないけど子供は私ではない。私の分身でも持ち物でもない。

 彼女には彼女の人生があり、彼女の進む道がある。

何が正解かなんて分からないし、その時々の環境や状況で変化するだろうし、きっと彼女だけの正解がある。その正解を自分の意思で決断するチカラがあれば死にはしない。 例えその正解が間違っていたとしても修正してまた前へ進む事が出来ればなんとかなる。

 

なんて事を良く娘に言うんだけど、最近洗脳されてきたのか「なんとかなるかーー」て言い始めた。

それはそれでどうなんだ、、

お前が言うな!

と笑い合うのもなかなか面白い環境だと思うんだよね。

 

俗に言う『道から外れた人生』を選んだ娘。

選んだ道を面白くするのもつまらなくするのも本人次第。親や大人が色々提案してアドバイスしても最終的に自分の居場所を見つけるのは本人だと思う。

くねくねしながらも自分の道を歩んでいければいいなぁ。